精密位置決め現場レポート

注射針の品質安全を支えるスイッチ
CNC研削盤/医療機器業界
注射針に小さな切れ込みを入れる "ミクロ" の技術
昨年の冬もインフルエンザが猛威を振るいましたが、最近では予防接種が義務付けられている企業も増えたようです。
子どもの頃のトラウマか、いくつになっても注射を打つ前は、ちょっとドキドキするものですよね。
ところで、あの細い注射針。
側面に、直径1ミリ以下の "小さな穴" が開いているのをご存知でしょうか?
この小さな穴により、スムーズな採血が可能なのですが、そこには、肉眼では確認できない「ミクロの加工技術」が存在するのです。
子どもの頃のトラウマか、いくつになっても注射を打つ前は、ちょっとドキドキするものですよね。
ところで、あの細い注射針。
側面に、直径1ミリ以下の "小さな穴" が開いているのをご存知でしょうか?
この小さな穴により、スムーズな採血が可能なのですが、そこには、肉眼では確認できない「ミクロの加工技術」が存在するのです。
注射針の品質を左右する、砥石の摩耗を検出せよ!
注射針に、この "小さな穴" あけるには、まずCNC研削盤で、針1本1本に溝を切っていくのですが、人体に直接触れる注射針、その品質には細心の注意が必要です。
従来の加工現場では、CNC研削盤の砥石の摩耗検出に「振動センサ」を使い、原点補正をしながら、溝切り加工をしていましたが、ここで“ある問題”が起こりました。
「振動センサ」の精度が低く、正確な『原点出し』ができないのです。
さらに、砥石に直接に接触するため、検出の度に、砥石が摩耗してしまうことも…
CNC研削盤の砥石『原点出し』が、注射針の品質に大きく影響してしまったのです。
従来の加工現場では、CNC研削盤の砥石の摩耗検出に「振動センサ」を使い、原点補正をしながら、溝切り加工をしていましたが、ここで“ある問題”が起こりました。
「振動センサ」の精度が低く、正確な『原点出し』ができないのです。
さらに、砥石に直接に接触するため、検出の度に、砥石が摩耗してしまうことも…
CNC研削盤の砥石『原点出し』が、注射針の品質に大きく影響してしまったのです。